貫板とは?その役割と種類別の特徴をご紹介!

屋根工事
2024.07.11

屋根の修理やメンテナンスを行う際に、必ずと言っていいほど耳にする「貫板」。
皆様は、貫板の重要性や選び方について、理解されているでしょうか。
家のメンテナンスに関心が高く、特に屋根の耐久性や防水性にこだわりがある方にとって、貫板は決して見過ごせない存在です。
この記事では、貫板の役割や種類、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

□貫板とは?基本情報とその重要性

貫板は、屋根の棟板金を固定するための重要な部材です。
棟板金は、屋根の頂上部分を保護し、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。
そのため、貫板が劣化してしまうと、棟板金が固定できなくなり、雨漏りや強風による飛散などの重大なトラブルにつながる可能性があります。

1:貫板の概要
貫板は、スレート屋根や金属屋根などの棟板金を固定するための下地材です。
棟板金は、貫板に直接固定されるため、貫板の強度がそのまま棟板金の強度にも影響を与えます。

2:貫板の役割
貫板は、棟板金をしっかりと固定することで、雨漏りや強風による飛散を防ぎ、屋根の耐久性を高める役割を担っています。
また、貫板は、屋根の断熱材としても機能し、室内の温度を安定させる効果もあります。

3:貫板の劣化
貫板は、主に木材や樹脂、ガルバリウム鋼板で作られています。
木材製の貫板は、水に弱く腐りやすいというデメリットがあります。

一方、樹脂製の貫板は、水に強く腐りにくく、経年劣化もしにくいです。

ガルバリウム鋼板製の貫板は、水に強く腐りにくい、割れにくいというメリットがありますが、価格が高いというデメリットがあります。

□貫板の種類とそれぞれの特徴

貫板は、材質によって大きく3種類に分けられます。
それぞれの材質の特徴を理解することで、皆様の屋根に最適な貫板を選べます。

1:木製貫板
木製貫板は、古くから使用されている伝統的な貫板です。
木材は加工がしやすく、軽くて扱いやすいというメリットがあります。

しかし、水に弱く、腐りやすいというデメリットがあります。
そのため、近年では、樹脂製やガルバリウム鋼板製の貫板に取って代わられています。

2:樹脂製貫板
樹脂製貫板は、木製貫板のデメリットである腐食を克服するために開発されました。
水に強く、腐りにくいというメリットがあり、耐久性も高いです。
また、木製貫板に比べて軽量で、施工がしやすいというメリットもあります。

しかし、樹脂製貫板は、割れやすいというデメリットがあります。
施工時にビスを打ち込む位置を間違えると、貫板が割れてしまい、棟板金を固定できなくなる可能性があります。

3:ガルバリウム鋼板製貫板
ガルバリウム鋼板製貫板は、近年注目されている貫板です。
ガルバリウム鋼板は、鉄にアルミニウムと亜鉛をコーティングしたもので、錆びにくく、耐久性が高いという特徴があります。
また、木製貫板や樹脂製貫板に比べて強度が高く、強風や台風にも強いというメリットがあります。

□まとめ

貫板は、屋根の耐久性や防水性を保つ上で非常に重要な役割を担っています。
材質によって、それぞれのメリットとデメリットがあるため、皆様の屋根の状態や予算に合わせて、最適な貫板を選ぶようにしましょう。
この記事が、皆様にとって最適な貫板選びの参考になれば幸いです。

井上 卓也

eリフォーム代表取締役の井上です。
群馬県を中心に住宅リフォームのご提案をしています。
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