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こんにちは。
株式会社eリフォームの井上です。
あなたはスーパーガルテクトという屋根材をご存知でしょうか?
アイジー工業株式会社が製造・販売している金属系の屋根材のことで、従来のガルバリウム鋼板の欠点をカバーし、耐久性だけでなく遮音性や遮熱・断熱性にも優れた、まさに「スーパー」な屋根材です。
その証拠に、スーパーガルテクトシリーズは令和4年に「文部科学大臣表彰 科学技術賞」を受賞しています。
近年、住宅屋根の主流になりつつあるガルバリウム鋼板屋根として、新築だけでなく葺き替えやカバー工法といったリフォーム工事でもおすすめしたい屋根材です。
そんなスーパーガルテクトの特徴や、メリットとデメリットについて紹介します。
是非ご参考にしてください。
目次
屋根材と断熱材の性質を併あわせ持ったスーパーガルテクトは、遮熱・断熱性が非常に高いのが特徴です。
断熱材には、熱を伝えにくいガスを泡に閉じ込めた小さな泡の集合体で構成されているため、高い断熱効果を発揮します。
そしてこの断熱材は屋根材の細部まで充てんされていますので、屋根裏への熱の侵入をシャットアウトします。
また、屋根材表面には高い遮熱効果のある塗料を採用しているため、屋根が高温になるのを抑えることができます。
屋根は直射日光をそのまま浴びるため、70度~80度と非常に高温になります。
素手で触ればヤケドはもちろんのこと、靴を履いていても靴底が溶けてしまうくらいです。
屋根材表面の温度は下地を伝い室内まで侵入してくるため、2階のお部屋は高温になりやすいです。
そこで、遮熱・断熱性に優れたスーパーガルテクトに人気が集まっています。
屋根の表面温度を下げれば、室内の温度上昇も抑えられますし、断熱効果のおかけで室内でのエアコン効率も格段に良くなります。
年間を通して快適な住環境に調整してくれるのです。
屋根全体の重さは無視できません。
屋根が重たければ重たいほど、建物にかかる負荷は増します。
東日本大震災後、金属屋根が普及し始めた理由としては、非常に軽いことが挙げられます。
1平方メートルあたりの重量はわずか5kg程度で、和瓦の約1/10、スレートの約1/4の重さです。
屋根が重たければ耐震性が上がると考える方がいますが、実際は真逆の現象が起こります。
それは、屋根が重たくなることで、重心が高くなってしまうことです。
すると、地震が起きた際に建物上部がぐらぐらと揺れるため、瓦屋根の倒壊や家屋への深刻なダメージのリスクが高まります。
スーパーガルテクトは屋根材の中でも極めて軽量のためその心配はありませんし、瓦やスレートからの葺き替えを行えば今よりも格段に地震へのリスクを軽減できます。
揺れの幅を抑えるためには、いかに重心を低くするかがポイントです。
また、金属屋根材をビスで固定し施工するため、地震だけでなく台風や雹などの自然災害のときにも、屋根材の飛散や割れを心配することもありません。
スレート屋根のリフォーム工事で良く用いられる屋根カバー工法をする際にも、軽量で丈夫なスーパーガルテクトは多く選ばれています。
廃材費の掛かる葺き替えよりも低予算で強い屋根を実現できるでしょう。
金属屋根の弱点は錆です。
しかも、一度錆びが始まってしまうと、がん細胞のように急速に周囲に広まります。
当然そのまま放置してしまうとやがて穴があき、雨漏りの原因となります。
スーパーガルテクトには超高耐久ガルバが使用されており、めっき層に含まれるアルミ・亜鉛・マグネシウムがベースとなる鋼板を強力に守っています。
そのため、スーパーガルテクトでは製品のグレードにより、塗膜15年・赤錆20年・穴あき25年の長期メーカー保証をもうけています。
万が一の時の保証があると安心して使用できますね。
本格的な屋根工事といえば葺き替えをイメージされる方も多いでしょう。
ですが、既存の屋根材を撤去する手間や処分費などにより、工事費用が高額になってしまいます。
アスベストの含まれている屋根材なら尚更です。
そこで費用を少しでも抑えるためにカバー工法が着目されています。
カバー工法とは、すでにある屋根材の上に新しい屋根材を施工していく工法です。
古い屋根材を剥がさなくて済みますし、廃材が出ることもありません。
人件費と処分費を節約できるため、葺き替えに比べ安く施工ができるわけです。
スーパーガルテクトは、その耐久性と軽量さからカバー工法に最適であり、交換の必要になったスレート屋根のリフォーム工事として近年多くの人気を博しています。
そんな、超優秀なスーパーガルテクトですが、デメリットが全くないわけではありません。
まず施工に特殊な技術が必要になるため、板金技術を持った業者に依頼する必要があります。
板金工事は職人の技量がそのまま仕上がりに反映されます。
職人の知識と経験がモノをいう世界ですので、通常の屋根修理業者では対応できないケースも少なくありません。
また、スーパーガルテクトでの施工は、屋根材1枚1枚を引っかけて施工する「かん合式」と呼ばれる工法を用います。
そのため、強風の影響を抑えられますが部分的な修理が難しいのが欠点です。
屋根材を1枚ずつ結合していく工法のため、部分的に剥がれてしまった状況においても数枚、破損箇所によっては全面を剥がして修理しなくてはいけない場合もあることを念頭に入れておきましょう。
スーパーガルテクトは、葺き替えまたはカバー工法どちらにおいても、今より丈夫で安心出来るより良い住まいを約束してくれるでしょう。
断熱・遮熱効果も高いので室内環境を調整し、一年中住みやすい空間に整えられます。
また、屋根材自体が非常に軽いため、屋根にかかる負担軽減、地震の横揺れ対策などにも効果的です。
他にも、カバー工法を行うことで、葺き替えよりも費用を抑えられるというメリットもあります。
一方で、施工に専門技術が要求されるため依頼する業者選びが慎重になる、かん合式においては広範囲の修理が必要になる可能性がある、などのデメリットがあります。