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本記事では「火災保険で外壁塗装ができるの?」といった疑問について解説していきます。
まず火災保険の適用範囲は、とても広いです。
火災以外にも台風などの自然災害や屋根の雨漏りなどによる損害の補償を幅広く受けることができます。
火災保険で外壁塗装をしたい方向けに申請方法や注意点を詳しく解説しているので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
目次
まず外壁塗装をする必要性があるのか解説します。
外壁塗装の目的は建物の防水です。
外壁塗装は、費用が高額になるため外観の見栄えが悪くなっている程度だと生活に影響が出ないことを理由として後回しにされやすい工事です。
ですが、外壁塗装は外観だけではなく建物を長く保つための重要な工事だということを理解しておきましょう。
ここからは「外壁塗装を火災保険で行えるのか?」「外壁塗装の劣化の放置」について詳しく解説していきます。
火災保険は、火災以外にも台風や大雪などの自然災害によって受けた損害でも申請することが可能です。そのため建物の屋根や外壁に対する損害は補償対象です。
もちろん火災保険で外壁塗装をすることができます。
火災保険の対象となる自然災害や適用条件については後ほど解説します。
外壁塗装の工事が後回しにされやすい工事だということは前述した通りです。
外観の見栄え以外にも外壁塗装には意味があるため、外壁の劣化を放置しない方がいい理由を解説します。
築年数が浅いうちは、塗装の防水効果も高いです。
しかし、風雨や紫外線を日々受けることで時間の経過と共に建物の壁の防水効果も低下してしまいます。
防水効果が低下することで壁が湿気を含んだ状態になり、濡れて乾くが繰り返されることで壁が歪んだりヒビ割れの原因になります。
ヒビ割れを放置することでヒビが大きくなり建物内へ水が侵入する可能性があります。
建物内へ水が侵入してきた場合は、防水シートや防水材で室内への侵入は回避できますが、それらは永久に防水できるわけではありません。
経年劣化をし、水を含み膨張して隙間から室内が浸水してしまうことが多いです。
建物が木造であれば室内のカビ発生の原因や最悪のケースとして建物の基礎部分を腐食させることになります。
外壁の劣化を放置することで外壁塗装の費用を優に超える修繕費用が必要になる可能性が高いです。
そのため外壁の劣化は放置しない方が良いでしょう。
外壁に損害を与える可能性のある自然災害はどのような災害が考えるでしょうか?
主な原因となる「風災」「水災」「雪災」「雹災」の4つ災害について解説していきます。
「台風」「突風」「竜巻」「暴風」が原因になり起きる災害を風災といいます。
近年では強風を伴った大型台風が毎年日本に上陸、通過しています。
「最大瞬間風速20m」の強風が原因で受けた損害が風災として火災保険を適用する条件となります。
台風や暴風雨などが原因による「洪水」「高潮」「土砂崩れ」などが生じる災害を水災といいます。「都市型水害」と呼ばれる、大量の雨水がマンホールなどから地上に溢れる都市部特有の水災もあります。
水災の補償は、火災保険の基本補償の項目には含まれていません。
洪水が発生した場合も、床上浸水以上の損害を受けていないと保険適用されないためほとんどの方は加入していない補償項目でしょう。
水災が原因による損害で火災保険申請をする場合は、別途「水災補償」に加入している必要があることを意識しておきましょう。
大雪や豪雪などが原因による落雪や雪崩で生じる災害を雪災といいます。
雪の重さで建物が歪んだり、雪崩が発生したことによる建物の倒壊時に火災保険申請が可能となります。
注意すべき点として、雪が原因による損害でも融雪水の凍結、融雪洪水、除雪作業時の事故は除かれるということを把握しておきましょう。
また融雪により洪水が発生した場合は、雪災ではなく水災の補償内容になるため、火災保険とは別で「水災補償」の契約が必要です。
空から降ってきた雹(大粒の氷の塊)で生じる災害を雹災といいます。
直径5mm以上の氷の粒を「雹」と呼び、大きいもので5cmを超えるものもあります。
直径5cmの氷は、家庭の冷蔵庫で作ることができる氷がイメージしやすいでしょう。
これらの雹が大量に降ってきた場合、窓ガラスや屋根が壊れる可能性があることは容易に想像できるでしょう。
火災保険が適用されない事例をいくつかご紹介します。
注意すべき点として、上記の事例は火災保険に当てはまるわけではないということです。
契約している内容によっては、人災も補償の対象となる火災保険もあります。
現在、自身が契約している火災保険がどこまで補償対象になるのか事前に把握しておくことが重要です。
不明点や疑問点は、保険の担当者に確認してみましょう。
火災保険は前述の通り自然災害による損害を受けた場合に補償を受けることが可能です。
ですが、経年劣化を原因として破損した場合には火災保険の適用ができません。
築年数の経過を理由に経年劣化が原因での破損と自己判断する方が多いですが、実際の原因が経年劣化なのか、自然災害なのかを見極めるのは非常に難しいです。
自身で経年劣化と判断して火災保険の申請をあきらめるのではなく、専門業者に調査を依頼してみましょう。
損害の調査を無料で行ってくれる業者も多いです。
保険の契約上、火災保険を一度も使わずに契約満了になってしまうと保険金の支払い損になりもったいないです。
弊社もご相談や調査を無料で行っていますのでぜひお問い合わせください。
火災保険が適用されない事例をご紹介しましたが、契約の内容によって破損や汚損などの補償が付帯されている場合があります。
破損や汚損の補償が付帯されていると、車をぶつけて破損したり悪戯で壊された場合など自然災害が原因でなくても偶発的に発生した事故で補償を受けることが可能です。
契約状況をちゃんと把握しておくことで、火災保険を申請できる幅が広くなります。
外壁塗装を目的として火災保険を申請する際はどのような手順で申請するでしょうか。
火災保険の申請はたったの4ステップの手順で申請が完了します。
火災保険の申請から保険金の受け取りまで上記のステップで完了です。
さらに詳しい申請方法や必要書類を下記の記事で解説しています。
実際に火災保険の申請を検討している方はぜひお読みください。
火災保険の申請は、電話ひとつで終わる簡単な手続きではありません。
保険のプロを相手にしているということをご理解いただいた上で火災保険の申請を簡単にするコツをチェックしておきましょう。
最も有効な手段は、火災保険申請の専門知識を備えた業者を活用することです。
豊富な知識や経験で適切な保険金を受け取ることが可能でしょう。
火災保険の申請を簡単にするコツの詳細は、下記の記事で詳しく解説していますので、先述の火災保険の申請の手順と併せてご覧ください。
ここまでは外壁が損害を受けた場合を前提に解説しましたが、外壁は目立った損害はないけど外壁塗装をしたい方はどうするかをご紹介いたします。
まず火災保険は、自然災害が原因で建物や家財が損害を受けた場合に補償される保険です。
自然災害による影響で外壁が損害を受け、その外壁の修理をすると同時に外壁塗装の工事をする必要があるということであれば補償対象になる可能性は高くなります。
ですが、特に目立った損害はなく「外壁のリフォーム」を理由に火災保険の申請をした場合は、保険金が認められる可能性は低いといえるでしょう。
そのような方はどうすれば良いかを下記で解説していきます。
外壁に目立った損害がない場合、火災保険で外壁塗装をするという目的を達成できません。
ですが、多くの方が知らない事実があります。
それは「火災保険を申請して受け取った保険金は使い道が決まっていない」ということです。
つまり、火災保険で受け取った保険金を何に使うかは自由です。
下記の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考になさってください。
火災保険の申請をして保険金を受け取るのは難しいです。
保険のプロを相手に書類作成や損害状況を説明する必要があるため個人で全ての申請手続きを完結するのは困難です。
そのため、専門知識をもった業者の協力が不可欠です。
注意点は、火災保険申請サポートを名乗る業者に依頼しない方がいいということです。
保険金受給の成果報酬として、高額な手数料を頂いている業者も多いため建物修繕やリフォーム工事に使える保険金が少なくなってしまう可能性があります。
リフォーム工事を希望の場合は、専門知識のあるリフォーム会社を利用することをオススメします。
火災保険の申請からリフォーム工事までをワンストップで依頼でき、不要な手数料も掛かりませんので安心です。
いかがでしたでしょうか?
本記事では「火災保険で外壁塗装ができるの?」といった疑問について解説していきました。
火災保険は、自然災害によって受けた損害を補償してくれる保険です。
自然災害で外壁が損害を受けた場合は、修理と外壁塗装が必要になることもあるため、火災保険の申請時に外壁塗装も請求することが可能です。
ですが、外壁に損害がない場合もあるでしょう。
そのような場合でも火災保険の保険金の使い道が自由ということを利用します。
火災保険で受け取った保険は、何に使っても契約上の問題がないため外壁塗装をすることが可能です。
火災保険で外壁塗装を検討している場合は、火災保険申請から依頼の出来るリフォーム会社を活用しましょう。
保険金の受け取りから工事の依頼までがスムーズになります。
弊社でも相談を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。