【高崎市】雹災で破損したスレート屋根を、スーパーガルテクトを使用して屋根カバー工事を行いました

屋根工事
2023.02.03
エリア 群馬県高崎市
施工内容 屋根重ね葺き(カバー工法)
使用材料 スーパーガルテクト(アイジー工業)
工期 15日(足場架払を除く)
工事費用 詳しくはお問い合わせ下さい
火災保険活用 あり(日新火災海上)
助成金活用 なし

工事までの経緯

2022年6月2日に起こった雹(ひょう)の影響で、「雨樋に穴があいてしまったので一度見に来てほしい」とのご依頼をいただきお伺いさせていただきました。

雨樋はその場で防水テープを貼り応急処置を行いました。

また、屋根がスレート瓦でしたので、念のため点検を行わせていただいたところ、数十カ所にもおよぶひび割れが見受けられました。

このまま放置をしてしまうと、防水シートの破れやビスの隙間から雨水が侵入して雨漏りをひきおしかねません。

ひとまず被害箇所の損害については保険申請をお手伝いさせていただき、屋根の復旧に関しては重ね葺き(カバー工法とも言われてます)工事を行わせていただくこととなりました。

カバー工事とは、主にスレート瓦などの平らで軽い屋根の上に、新しい屋根材を取り付け二重屋根にする工法です。

既存の屋根はそのままですので、工期も短く廃材物も少ないため葺き替え工事に比べて安価で効率よく施工できます。

カバー工事で使用される屋根材は軽くて丈夫なガルバリウム鋼板という金属製の屋根材が主流です。

今回は、カバー工法向きの数ある屋根材の中でも、国内トップクラスの性能を誇る人気の屋根材「スーパーガルテクト」をお選びいただきました。

詳しくはこちらをご参考ください。

人気急増中の屋根材!スーパーガルテクトの魅力をご紹介!

N様邸のその他工事についてはこちらをご覧ください。

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現地調査

屋根の様子


スレート瓦の割れがいくつも見受けられます。弊社の調査では全体で88枚もの割れやクラック(ひび)を確認しました。

お客様のお話では、2年近く前に、建てたハウスメーカーで外壁と屋根を塗装されているとのことですが、実はこちらの屋根材はグリシェイドNEOというクボタ(現:ケイミュー)が販売していたアスベストを使用しない屋根材で、いわゆる耐久性に問題のある代表的な屋根材のひとつです。

と言いますのも、2000年頃、屋根材に含まれるアスベストという成分には人体に健康問題があるということから、2004年にアスベストの使用禁止が出されました。

そのことがきっかけとなり、1996年~2008年の間にアスベストを使用しないノンアスベストの屋根材が各メーカーより販売されます。

しかし、この時期に製造された屋根材は、数年で瓦がもろくなり割れやすくなるなどの問題が発覚し、10年前後の寿命ということが後にわかります。

そういった背景があり、この時期のスレート屋根の塗装は基本的にタブーとされています。

屋根塗装をする際に、職人が屋根に上がると瓦が簡単に割れてしまう危険性があり、余計に屋根を悪くしてしまうからです。

塗装はあくまでも防水性を保つための施工であって、決して屋根材の耐久性をあげることはできません。

この年代のスレート屋根は、葺き替えか重ね葺き(カバー工法)のどちらかで屋根を新しくするしか解決方法がありませんので、今回は費用を抑えられる重ね葺き(カバー工法)でお直しする方針となりました。

屋根材の破片


お家の周りに落ちていた屋根材の破片です。
割れたスレート瓦は軽くて強風などで飛散しやすいため危険です。

施工レポート

足場の組み立て・養生


工事に入る事前準備として足場を設置します。
また、万が一に備えて職人の安全と材料の飛散防止を確保するため養生シートも一緒に施工します。

屋根カバー工事の際には、資材置場を確保するためのステージと呼ばれる広いスペースをつくり、そこに資材を荷揚げしてから作業開始となります。

資材を荷揚げしている様子

棟板金や貫板、雪止め金具を撤去


最初の作業として、ルーフィングという防水紙を貼るときに邪魔になる雪止めや棟板金などを撤去していきます。

撤去した棟板金・貫板(ぬきいた)


撤去した貫板(ぬきいた)と呼ばれる棟板金を固定するための木材が雨水にぬれて変色して腐りかけているのがわかります。
これでは棟板金をうまく固定できませんので、新しい木材に取り替えます。

使用材料


防水紙の施工


次にルーフィング(防水紙)を施工していきます。
ルーフィングは屋根材から入った雨水や発生した結露の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。

カバー工法の中には、このルーフィングを施工せずに行う安価で簡易な工事もあるようですが、それではカバー工事のメリットがなくなってしまいますので注意しましょう。

新しい屋根材の設置


施工したルーフィングの上に新たな屋根材(スーパーガルテクト)を施工していきます。
断熱材も分厚く入っており、断熱性能と遮音性の向上も期待できます。

スーパーガルテクトの断熱材

貫板(ぬきいた)と棟板金の設置


新しい貫板と棟板金をしっかりと施工していきます。

雪止め金具の設置


最後に雪止めを取り付けて完成です。

今回は、お家の雰囲気に合わせてSシェイドブラウンというカラーをお選びいただきました。

スーパーガルテクトは、ガルバリウム屋根材の中でも金属製ぽさがなく、見た目の仕上がりもとてもきれいです。

調査写真を見てからずっと不安だったようで、、
「もうこれで安心して生活できるので良かった」とお客様からも嬉しいお言葉をいただくことができました。

ビフォー・アフター

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