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こんにちは。
株式会社eリフォームの井上です。
雨樋には数多くの種類があるため、どれを選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、本記事では、雨樋の材質や種類だけでなく、雨樋の役割やおすすめの雨樋メーカーまで解説していきます。
失敗することなく予算や希望に合った雨樋を選びたいという方もぜひ参考にしてください。
目次
雨樋は、屋根から流れ落ちる雨水をしっかりと排水するために正しい勾配を付けた位置に取り付けられます。
軒樋や縦樋のほか、集水器やエルボなどさまざまなパーツを使用しており、スムーズに屋根から流れ落ちてくる雨水を排水する役割を担います。
雨樋を取り付けることによって外壁や軒裏に雨水が浸入することを防ぐことができます。
しっかりと雨水を排水する役割があり、破風や軒天、外壁や基礎を雨水から守っています。
雨樋があるおかげで、建物外部の部材の耐久性が保たれていると言っても大袈裟ではありません。
反対に、住まいに雨樋が取り付けられていない場合、雨水は破風から軒天、外壁へとつたって部材を汚したり劣化を促進させます。
また、軒先からそのまま落ちた雨水は基礎付近に水溜りをつくり多くの湿気を発生させたり、地面に跳ね返った雨水が基礎にダメージを蓄積させます。
こうした湿気や雨水の影響は、建物外部の部材を腐食させたり、シロアリや雨漏りの原因をつくる可能性があります。
そうならない為にも、正しく雨樋を取り付けるのはもちろんのこと、雨樋が壊れている時には早急に修理することをおすすめします。
雨樋には、さまざまな材質と種類があり、それぞれ特徴が違います。
また、形状もさまざまあるため、予算や希望に合わせて住まいに適した雨樋を選んでみると良いでしょう。
角型の雨樋は、スムーズに雨水を配する効果があり、住まいの快適性を保ちます。
断面部分が四角くなっているのも特徴です。
雨水をしっかりとキャッチする効果が高く、外壁に大きなダメージを与えるオーバーフローが起こりにくいのもメリットと言えるでしょう。
多くの住まいで見られる丸形の雨樋は、比較的リーズナブルな費用で住まいに取り付けることができます。
最もメジャーな形状となっており、昔ながらの日本家屋や費用の負担を抑えるために丸形の雨樋を選ぶ方も少なくありません。
しかし、角型と比べると雨水を受け止めることのできる容量が少ないため、雨水を素早く排水するための勾配計算や落とし口(集水器)の設置計画をしっかりと考えて取り付ける必要があるため、熟練した職人による施工が必要不可欠と言えます。
塩化ビニル樹脂は、軽量で取り付けやすいのが特徴があります。
サイズやカラーも豊富に用意されているため、住まいのイメージを損なうことなく希望に合わせて雨樋を取り付けることができます。
その一方で、紫外線や雨風にダメージを受けやすい材質になっているので、定期的なメンテナンスを行うことが必要です。
ガルバニウム銅板は、耐久性が高く、大変丈夫です。
また、比較的錆に強いといった特徴もあります。
長期間にわたり耐久性や耐候性を維持するため、ほかの材質と比較するとやや高めの価格となっています。
ステンレスは、さまざまな金属を合金しており、耐久性があるのが特徴です。
雨や雪が多い地域に適していますが、傷や錆が発生しやすいといった特徴があります。
銅製は、高級感があり耐久性があるのが特徴です。
経年劣化とともに赤銅色から年数を経て青緑色に変色します。この現象を緑青(ろくしょう)と言います。
銅製の雨樋は、価格は高めとなっているものの、年数とともに変色することで、味わいのあるイメージを住まいに持たせることができます。
雨樋メーカーは、パナソニックや積水化学工業のほか、デンカアステックやタキロンシーアイなど数多くあります。
それぞれに特徴やメリット、デメリットがあるので、取り付け前にしっかりと確認しておくと良いでしょう。
ここでは、雨樋の主要メーカーの中でも最も人気のあるパナソニックと積水化学工業の雨樋の特徴について解説します。
パナソニックの雨樋は、1958年に発売が開始されました。
販売開始から開発や改良がされ続けており、独自の構造を取り入れています。
パナソニックでは、「アイアン」と呼ばれる夏の暑さにも負けないスチールを使用した雨樋を開発し、非常に耐久性に優れた製品を開発することに成功しました。
スチールを硬質塩化ビニル樹脂で包んでいるのも特徴となっており、夏の暑さだけでなく強い紫外線にも負けません。
変色や色褪せを防ぐのはもちろんのこと、強い衝撃にも耐える性能を持ち合わせています。
また、角樋から丸樋までデザイン性も豊富ですので、多くの住宅に合わせることができます。
一般住宅では「パナソニックの雨樋を選んでおけば間違いはない」と言えるほど優れた製品です。
積水化学工業の雨樋は、耐久性に優れているだけでなく褪色や変色を防ぐほか、デザイン性を追求して開発されています。
バリエーションが豊富なため、屋根材や外壁材に合わせて雨樋を選ぶことも可能です。
独自の形状設計を取り入れ、強度を計算されたうえで製造されているのも特徴となっています。
しっかりと雨水を排水するだけでなく雨だれを防止してくれるのも嬉しい点です。
また、高耐候性特殊樹脂を採用しているため、雨風や積雪からも守る十分な強度を兼ね揃えています。
雨樋には、さまざまな材質や種類、サイズがあるため、失敗することなく住まいに雨樋を取り付けるには、事前にそれぞれの特徴を確認することが欠かせません。
実際には、ご自宅の住環境や屋根勾配、屋根材など様々な条件により適した雨樋を選ぶため、ご自身で決めることはせずにプロに選んでもらうと間違いないでしょう。