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027-333-1354外壁の結露は、住まいの快適性を損なうだけでなく、建物の劣化や健康被害にも繋がる深刻な問題です。
目次
外壁に起こる結露は、大きく分けて「外部結露」と「壁内結露」の2種類があります。
外部結露は、外壁の表面に水滴がつく現象です。
主に、外壁材と空気の温度差によって発生します。
例えば、冬の寒い日に、暖かい室内から冷たい外気に触れた窓ガラスに水滴がつくのと同じ原理です。
外部結露は、主に外壁の表面に発生するため、見た目に影響を与える程度で、構造的な被害は少ないです。
しかし、放置するとカビや藻が発生し、美観を損なうだけでなく、建物の劣化を早める可能性もあります。
壁内結露は、外壁の内側に水滴がつく現象です。
主に、外壁と室内の温度差によって発生します。
壁内結露は、外壁の内部で発生するため、目に見えにくく、放置すると深刻な被害をもたらす可能性があります。
具体的には、以下のような被害が考えられます。
1: カビの発生
壁内結露によって湿気が高くなると、カビが発生しやすくなります。
カビは、アレルギーや呼吸器系の病気の原因となるため、健康被害に繋がる可能性があります。
2: 木材の腐食
壁内結露によって木材が腐食すると、建物の強度が低下し、最悪の場合、倒壊する可能性もあります。
3: 断熱性能の低下
壁内結露によって断熱材が湿気を吸うと、断熱性能が低下し、室温が安定しなくなります。
結果的に、冷暖房効率が悪くなり、光熱費が上昇する可能性があります。
外壁の結露を防ぐためには、適切な対策を行うことが重要です。
ここでは、代表的な対策方法を5つ紹介します。
外壁に通気層を作ることで、外壁と断熱材の間に空気の層を作り、湿気を逃がすことができます。
通気層は、外壁材と断熱材の間に隙間を設けることで実現できます。
通気層を作ることで、壁内の湿気を外に逃がすことができ、壁内結露の発生を抑制できます。
外壁の色が濃いほど、太陽光を吸収しやすいため、温度が上昇し、結露が発生しやすくなります。
外壁の色を白にすることで、太陽光を反射し、温度上昇を抑えることができます。
結果的に、結露の発生を抑制することができます。
親水性が高い塗料は、水滴を吸い込みやすく、表面に水滴が残りません。
そのため、外壁に水滴が付きにくくなり、結露によるカビや藻の発生を抑制することができます。
外断熱は、建物の外側に断熱材を施工する方法です。
外断熱にすることで、外壁の温度を安定させ、結露の発生を抑制することができます。
また、外断熱は、室内の温度を安定させる効果もあり、冷暖房効率を向上させることができます。
定期的なメンテナンスによって、外壁の劣化を防ぎ、結露の発生を抑制することができます。
特に、外壁の塗装は、劣化すると防水効果が低下し、結露が発生しやすくなるため、定期的に塗り替えを行うことが重要です。
外壁の結露は、放置すると深刻な被害をもたらす可能性があります。
結露を防ぐためには、原因を理解し、適切な対策を行うことが重要です。
この記事で紹介した5つの対策を参考に、ご自宅の外壁の状況に合わせて、適切な対策を実施してみてください。