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家の基礎の健康状態は、その耐久性と安全性の基盤を形成します。
家の基礎がひび割れたともなればその家に住む方にとっては一大事でしょう。
しかし、クラックと呼ばれるひび割れは構造クラックとヘアークラックに分けられます。
今回はこのヘアークラックについて、識別方法と補修方法を見ていきましょう。
目次
ヘアークラックは幅が0.3ミリ、深さが4ミリ未満の微細なひび割れで、主に表面の劣化を示します。
一方、構造クラックはこれよりも幅広く深いひび割れで、建物の構造に影響を及ぼす可能性があるひび割れです。
ヘアークラックと構造クラックは同じひび割れではありますが、その深刻さに大きな違いがあります。
ではヘアークラックと構造クラックの違いはどう確認すれば良いのでしょうか。
ひび割れの幅と深さを測定するには、「クラックスケール」やピアノ線などの専用ツールが役立ちます。
これにより、表面の見た目だけでなく、実際のひび割れの深さや幅を正確に識別できます。
ひび割れの幅と深ささえ分かれば、先ほど述べた通りの基準で見分けられるでしょう。
基礎の化粧モルタルが割れている場合、基礎本体までのひび割れの深さを正確に把握することが重要です。
これは、ピアノ線のようなアイテムを用いて確認しましょう。
どうしても不安だったり分からなかったりする場合は、最初からプロに相談するのも1つの方法です。
基礎がヘアークラックだった場合の補修方法についても見ていきましょう。
1:ビックス工法
エポキシ系樹脂を注入するビックス工法は、小規模なクラックに適しています。
費用相場は1箇所につき約1~2万円です。
2:Uカットシール工法
幅広のクラックにはUカットシール工法が効果的で、クラックをU字型にカットしてシーリング材を充填します。
この方法の費用相場も1箇所につき約1~2万円です。
3:基礎増し打ち補修
新しい鉄筋を組み込んで基礎と一体化させる増し打ち補修は、深刻なクラックにおすすめです。
費用相場は1平方メートルあたり約6~8万円です。
4:アラミド繊維シート使用法
アラミド繊維シートを使用した補修は、強度と耐久性を高める効果があり、錆びずに水分による劣化を防ぎます。
費用相場は1平方メートルあたり約2〜3万円です。
この記事では、基礎のヘアークラックの識別基準と、DIY愛好者や初心者建築家が自宅で可能な補修手法を紹介しました。
正しい識別と適切な補修方法を知ることで、建物の安全性と価値を長期的に保てます。
適切な知識と対応策を持って、家や建物の健全な状態を維持しましょう。