サイディング塗り替え時期のサイン!塗り替えの種類も解説

外壁塗装工事
2024.09.03

サイディングの劣化が気になって、塗り替え時期を見極めたいけど、どう判断すればいいか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
サイディングの劣化は、見た目の変化だけでなく、構造上の問題にも繋がるため、早めに対処することが重要です。
この記事では、サイディングの劣化サインを見抜くためのポイントと塗り替えの種類を解説します。

□サイディングの劣化サイン

1:汚れやコケの発生

水分がないと生えることができない苔や藻、カビが発生しているということは、外壁表面の塗膜の防水性能が落ちており、水切れが悪くなっている可能性があります。
現在の塗料にはほとんどのものに防苔や防藻、防カビ剤が含まれているので、それらが発生しているということは塗膜の劣化がはじまっている可能性を示唆しています。

2:コーキングの劣化

サイディングボードの継ぎ目に充填されているコーキングに汚れが発生している場合、コーキングに含まれている可塑剤が分離し、染み出てきて汚れが付着したもので、劣化の初期段階です。
コーキングはサイディングボードの膨張や収縮に対応するための緩衝材で、継ぎ目から雨水が浸入することも防いでいます。
コーキングの劣化は緩衝材の役割を失い雨水が浸入することに繋がります。

3:チョーキング現象

外壁を触ると手に白っぽい粉が付着してしまうのが、チョーキング現象です。
チョーキング現象が起こるということは塗膜の分解が進行した結果であり、防水性能が落ちていることを意味します。

4:サイディングの反り

サイディングは水の染み込みと乾燥を繰り返すと変形し、反りが出てしまうことがあります。
反りが出てくるとそこに隙間ができ、雨水が入り込みやすくなります。
雨水が入り込むと、今度は別の部分のサイディングに染み込むため、そこも反ってしまいます。

5:クラックや割れ

サイディングは他の建材と同じようにビスや釘で固定されています。
反りなどの変形が生じると固定しているビスや釘などの部分に無理な力がかかり、ひび(クラック)が入ることがあります。
反りや変形が大きくなると、ひびも大きくなり、割れてしまうこともあります。

□サイディング塗り替えの種類

サイディングの塗り替えには、単色塗り、多色塗り、クリヤー塗装など、さまざまな方法があります。
それぞれの方法の特徴やメリット・デメリットを理解した上で、ご自宅に最適な塗り替え方法を選びましょう。

1:単色塗り

1色の塗料で塗装する方法で、最もシンプルで基本的な塗装です。
施工時間もかからず比較的安価にすむため、手早く・手軽に外壁をメンテナンスしたいという方に適しています。

2:多色塗り

複数色の塗料を使用する方法です。
「多色」といっても使用する塗料は2色というのが一般的ですが、高いデザイン性を求めて3色を使う方もいます。

3:クリヤー塗装

透明の塗料を塗る方法です。
木目調サイディングなどサイディングそのものに模様やデザインがついている場合、色付きの塗料を塗るとデザインが損なわれてしまいます。
透明な塗料を使うクリヤー塗装であれば、デザインを損なわず防水性・防サビ性といった機能を取り戻すことができます。
ただし、透明であるため、サイディングについた傷などを隠すことができないというデメリットがあります。

□まとめ

サイディングの劣化サインを見つけることは、適切なタイミングで塗り替えを行い、住まいの安全を守るために非常に重要です。
この記事で紹介したチェックポイントを参考に、ご自宅の外壁の状態を確認し、必要に応じて塗り替えを検討しましょう。
塗り替えの種類もさまざまなので、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自宅に最適な方法を選び、快適な住まいを実現してください。

井上 卓也

eリフォーム代表取締役の井上です。
群馬県を中心に住宅リフォームのご提案をしています。
外装リフォーム、火災保険など、暮らしに役立つ記事を日々発信しています!
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