コンクリート打ち放しの補修!必要な場面と補修方法をご紹介

基礎工事
2024.03.05

打ち放しコンクリートの美観を保ちながら、効果的な補修方法を知りたいという建築やリフォームにご興味のある方は少なくありません。
この記事では、打ち放しコンクリートの補修に必要な知識と具体的な技術についてご紹介します。

□コンクリート打ち放しで補修が必要な場面とは?

自宅やビルのコンクリート打ち放し面に価値を見出す方々にとって、効果的な補修方法は欠かせない知識です。
打ち放しコンクリートは、木材で組み立てた型枠に生コンクリートを流し込み、固まると型枠を外して仕上げます。
このプロセスでは、豆板、気泡、コールドジョイント、白華現象、中性化、錆汁、表面の剥離などの問題が発生することがあります。
これらは専門的な対処が必要で、打ち上がり直後の状態で美しい仕上がりを保つための補修が不可欠です。

*コンクリートの補修が必要な場面

1:豆板(ジャンカ)

コンクリート表面に砂利が露出し、空洞が生じる現象です。
これは、型枠内のコンクリートが十分に固まらず、表面に不均一性が生じた結果です。

2:気泡(ピンホール)

コンクリート表面に小さな穴ができる現象で、空気が残存した結果です。
これは施工時の気泡排出が不十分だったことが原因です。

3:コールドジョイント

コンクリートを複数回に分けて流し込む際に生じる問題です。
流し込み間隔が長すぎると、コールドジョイント部分の強度が低下する恐れがあります。

4:白華現象(エフロレッセンス)

コンクリートのひび割れから浸透した水分が、コンクリート中の成分と反応し、表面に白い堆積物を形成する現象です。
美観を損なう可能性があります。

5:中性化(ちゅうせいか)

コンクリートのアルカリ性が失われ、鉄筋が錆びる原因となる現象です。
これは、酸性雨や空気中の炭酸ガスによるものです。

6:錆汁(さびじる)

鉄筋の錆が錆汁となり、コンクリート表面に流れる現象です。
これは、鉄筋の錆びや中性化が進行した結果生じます。

7:表面の剥離(ひょうめんのはくり)

コンクリートの表面が剥がれ、ザラザラした状態になることです。
これは、中性化が進行し、鉄筋が膨張することによって生じます。

□コンクリート打ち放し面の補修法をご紹介!

*描画工法の概要

コンクリート打ち放し面の補修には、新しいアプローチとして描画工法があります。
この方法では、コンクリート打ち放しの外見を模した絵や模様を塗装することで、元の外観を再現します。
これは塗装に近い手法ですが、アートのような要素を含んでおり、仕上がりのクオリティは非常に高いです。

*施工プロセスと特徴

下地処理では、クラックや錆汁流出部分を補修します。
次にベース色を塗り、3色の塗料を使用してコンクリート打ち放しに見える模様を作成します。
最後にシリコン、フッ素、光触媒などでコーティングを施し、耐久性を高めます。

この補修法により、打ち放しコンクリートの外観を長期間保つことが可能です。
また、この方法は特殊技術を要するため、専門的な知識と技術が必要です。

□まとめ

打ち放しコンクリートの美観と耐久性は、補修技術によって大きく左右されます。
不具合の種類を理解し、適切な補修法を選択することが重要です。
特に描画工法は、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた効果的な方法です。
これらの知識を活用して、打ち放しコンクリートの問題に対処しましょう。

井上 卓也

eリフォーム代表取締役の井上です。
群馬県を中心に住宅リフォームのご提案をしています。
外装リフォーム、火災保険など、暮らしに役立つ記事を日々発信しています!
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