【高崎市】窯業系サイディングの塗装をパーフェクトトップを使用して行いました

外壁塗装工事
2023.03.18
エリア 群馬県高崎市
施工内容 外壁塗装/シーリング打ち替え、増し打ち
使用材料 パーフェクトトップ(日本ペイント)/ハマタイトSC-SD1NB(横浜ゴムMBジャパン)
工期 14日
工事費用 詳しくはお問い合わせ下さい
火災保険活用 なし
助成金活用 なし

工事の概要

今回は、高崎市にお住まいのH様邸の外壁塗装工事をご紹介させていただきます。

H様より「建てて15年近くたつので、そろそろメンテナンス時期かなと思い点検をしてほしい」とご依頼をいただきました。

さっそく現地調査を行わせていただいたところ、
外壁のひび割れ窯業系サイディングの反り目地シーリングの劣化などが見受けられました。

このまま放置してしまうと、外壁材が雨水を吸収してさらに反りやひび割れの原因になりますので、
外壁塗装工事をさせていただくことになりました。

メインの外壁塗料は日本ペイントのパーフェクトトップを使用しました。
パーフェクトトップはラジカル抑制型塗料の先駆けとなった塗料で、施工実績も多く、10年以上に渡り多くの住宅に選ばれ続けています。

ラジカルについてはこちらの記事でも紹介していますのでご参考ください。

外壁塗装で提案されるラジカル塗料って何?

現地調査

外壁目地の調査です



外壁目地シーリングの破断やひび割れが見受けられます。

新築時はプリントされた外壁材を張ったあとにシーリングを充てんしますので、シーリングが剥き出しの状態となります。

そのため、紫外線によるダメージを受けやすく10年と保たないことがほとんどです。(早い場合で5年~7年程度)

外壁材の調査です


外壁目地の赤印のところに影ができていることをご確認いただけると思います。

これは、防水性を失った外壁材が雨水を吸収、乾燥して反ってしまっている状態です。

窯業系サイディング自体には防水性はなく、塗装によって雨水からサイディング材を守っています。

そのため、塗膜が劣化すると外壁材自体が水分を吸収しやすくなり、反りや苔、カビなどの汚れの原因にもなります。

塗膜の劣化についてはこちらの記事で簡単に説明していますのでご参考ください。

外壁塗装の塗り替え時期はいつ?4つのチェックで簡単に判断できる

外壁材のひび割れ(クラック)


施工レポート

足場を組み立てます


最初に作業をするための足場を組立てていきます。

足場の組み立てと解体は騒音が発生するため、近隣の方々に事前のお知らせは欠かせません。


組み立て完成の様子です。
高圧洗浄による汚れの飛散や、塗装の際の塗料の飛散を防ぐためしっかりと養生シートを全面に施工することが大切です。

高圧洗浄の様子です


次に高圧洗浄機で外壁や付帯部など全体を洗浄していきます。

塗装面に汚れやホコリが付着したままだと、塗料の接着が悪く剥がれの原因になりますので必須の下地処理となります。

シーリング工事を行います

目地シーリングの撤去


基本的には塗装作業の前にシーリングの打ち替え工事を行います。

既存のシーリング材をカッター等でキレイに取り除いていきます。

撤去後の様子

新しいシーリング材の充てん


撤去が終わったら、次にマスキングテープで養生をしてからシーリング材を充てんしていきます。

その際に、プライマーと呼ばれる接着材を塗布することが大切な作業となります。

そうすることで、外壁とシーリング材の密着性を高めることができるからです。

施工完了です

シーリング使用材料のご紹介です


一般的に多く使用される変性シリコン系の材料となります。

変性シリコンはウレタンと比べ紫外線に強い特徴があるため、窯業系サイディングではほとんど変性シリコンが使われます。

また、シーリングの上から塗装をする場合は必ずノンブリードタイプ(NB)のものを使用しましょう。

ブリード現象とは、シーリングに柔軟性をもたせるための可塑剤(かそざい)が塗料に反応し、表面ににじみ出ることによって変色や劣化を引き起こす現象のことです。

ノンブリードタイプの材料には可塑剤を使用していませんのでブリード現象が起きる心配がいりません。

下塗りを行います



洗浄とシーリング工事の下地処理が終わりましたら、下塗り作業に入ります。

今回はエスケー化研の水性SDサーフエポプレミアムを使用しました。

外壁塗装では基本的に、下塗り→中塗り→上塗りを行いますが、その中でも下塗りは下地と塗料を密着させる重要な工程となります。

下塗りが甘いと上塗りした塗料の剥がれなどの不良を起こす可能性があります。

水性SDサーフエポプレミアムは、特殊エポキシ樹脂が旧塗膜や下地にたいして強固に接着しますので、塗料との密着性を高める特徴があります。

下塗り完了です


水性SDサーフエポプレミアムを塗ったあとは外壁が真っ白になるのが特徴です。

肉厚な下塗り材がしっかりと上塗りの塗料を密着してくれます。

中塗り・上塗りを行います



下塗り作業が済んだら中塗り、上塗り作業の工程を行います。

使用材料は、日本ペイントのパーフェクトトップになります。
パーフェクトトップは、紫外線で劣化した成分が塗膜を破壊するラジカルという現象を抑制するラジカル抑制型塗料となりますので、シリコン塗料並みの金額でフッ素塗料に迫る耐久性を期待できるコストパフォーマンスに優れた塗料です。

上塗り完了です


木目調のサイディングがツヤを取り戻してとても品がありキレイになりました。


パーフェクトトップには親水性(しんすいせい)という外壁に付着した汚れを雨などにより洗い流すセルフクリーニング機能も備わっています。

外壁塗装工事が完成しました


上塗り施工後、細かな箇所をタッチアップで仕上げて外壁塗装工事の完成です。

今回はパーフェクトトップを使用した外壁塗装工事をご紹介させていただきました。

近隣の方にも「Hさん家、新築の時はこんな感じだったな~」とおっしゃっていただき、私たち職人にとって嬉しい褒め言葉をいただくことができました。

H様も「これで当分メンテナンスの心配もないね」とお喜びいただけました。

外壁塗装工事のご依頼をいただいたH様並びに、工事期間中のご迷惑とご協力をいただいた近隣の皆さまに感謝申し上げます。

付帯部も同様に塗装を行いました


バルコニーの防水塗装を行いました。


破風板の塗装を行いました。


軒裏天井の塗装を行いました。

ビフォー・アフター

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